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京都の玉露
緑茶の最高峰、玉露といえば、京都宇治ですね。
玉露は、茶王国静岡の岡部や、福岡の八女、そして京都の宇治などで栽培されています。
どの産地の緑茶にもそれぞれに愛好家がいますが、京都宇治の玉露はその気品の高さで広く愛されています。
玉露とは、新芽が伸びてくる頃に、茶木に覆いをかぶせて日光を遮って作る特殊なお茶です。
昔ながらの被覆栽培が今でも行われている場所も、少ないながら存在します。
まず、4月の上旬ごろに、茶畑の中に丸太の柱を立てます。
そこに竹竿を横に渡して棚を組みます。これを下骨と呼びます。
茶摘みの20日くらい前になったら、組んでおいた下骨によしずをかぶせて、茶畑全体を覆います。
この頃は、まだ60パーセントから70パーセントほどの遮光率で、薄暗い状態です。
数日後、よしずの上に、さらにワラを均一に広げていきます。
そうすると、95パーセントほどの遮光率になり、内部はかなり暗くなります。
ワラを広げた状態を2週間ほど保ち、いよいよ茶摘みとなります。
級な玉露は手摘みされます。長い期間日光から遮断されて育った茶葉は緑色が濃く、柔らかいのが特長で、テアニンが豊富に含まれています。
テアニンは、まさに日本の玉露から解明されたアミノ酸の一種で、さまざまな効果があることが判っています。
例えば、テアニンを摂取すると、脳内にアルファー波が出てリラックスするという効果が認められています。
ストレスの抑制にも効果があります。
質の良い睡眠を維持する働きもあり、途中で目覚めることが減ったり、目覚めがすっきりしたりという効果も認められました。
さらに女性に嬉しいのは、月経前症候群の辛いイライラや憂うつ感、集中力の低下などに改善が見られたということでしょう。
他にも、血圧降下作用や脳血管障害、記憶学習能力の向上などにも効果があると考えられています。
カフェイン拮抗作用もあります。
コーヒーや紅茶といった飲料のカフェインを、健康上の理由から気にする人が増えています。
これは嬉しい作用ではないでしょうか。
テアニンは、お茶の持つ苦みや渋み、えぐみを抑えてくれます。
だから玉露は甘みが強く感じられ、美味しいのです。
京都には名だたる名茶舗も多くあります。
有名な茶舗といえば、伊藤久右衛門をはじめ丸久小山園や松田桃香園など、名だたる老舗ばかりです。
京都にたくさんある名刹や茶道の家元が愛するのも、やはりお膝元京都の茶舗のお茶が多いようですね。
我が家も、お茶は宇治の寺島屋彌兵衛商店のもの、と決めています。
とても美味しく香り高いものです。
日本人の心を解きほぐす、魅惑の香りと甘みをもつ京都宇治の玉露は、プライスレスな癒しも与えてくれる最高のお茶だと思います。